まちかど情報センター (石岡市国府)でおひな様が古典物語として飾られていました。
石岡市 常陸風土記の丘の近くに龍神山という山があります。
このやまには古くから佐志能神社があり、雨を呼ぶ龍神の神として祀られていました。
地元石岡市には「村上千軒」という言葉が伝えられており、古は栄えていたようです。また村上の社は常陸の式社説も伝えられているようです。石岡には国府が置かれ、中世大掾氏が滅ぶまで石岡は常陸国府の町として栄えていました。いにしえ東海道の北は府中(石岡市)でした。
『續日本後紀』に
《承和四年(八三七)三月戊子【廿五】》○戊子。常陸國新治郡佐志能神。眞壁郡大國玉神。並預官社。以比年特有靈驗也。
(底本: 『増補 六国史』(全十二巻 佐伯有義、朝日新聞社、昭和15)巻七を新訂増補国史)
『日本三代実録』(朝日新聞社旧出版本)に
卷四十八仁和元年(八八五)九月七日戊子》七日戊子。授常陸國從五位上 羽梨神正五位下、從五位下 村上神從五位上。」
さて龍神山は、またの機会に述べるとしておひなさまに戻ります。
ひな飾りの題名は「みやこの秋 常陸の春」で飾りの左半分は京の都の春で、右半分は龍神山に設定されています。龍神山の後には神世の物語の筑波山が聳えています。物語があるのですが長くなりそうなので写真からご判断下さい。陽成院さん、業平さんほかが龍神山を訪れています。
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