北向 十一面観音堂(富田観音)石岡市国府五丁目9番
北向観音堂はむかし常陸國總社宮の地内にあった別当神宮寺の観音堂としてあったが、
元禄年中富田へ移った。(常陸府中旧跡辨濫記)
富田町神宮寺は元惣社明神の地中矢大神門の外、西のクボミニアリ、明神唯一お取建てにつき、元禄年中井上源蔵殿の時富田町東の裏に移す、今神宮寺跡と云う。同観音堂も其の時一同今の地に造立なり。{府中雑記)
堂内には十一面観世音菩薩像が安置されている。
市指定文化財として天仁時代(1108~1110)の鰐口が残されている。鰐口は神社仏閣の堂宇正面の上に掛け、参拝の人が綱を引くとがらんがらんと鳴る。
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